製造業にお勤めの皆さん!
仕事で無駄だと感じることありませんか。
たっくさんありますよね!?
そういう私は16年間工場を務めてきました。
そんな私が感じ、対応してきた
「とっても無駄な10のこと」
「無駄を回避するための対策」
について書いていきます。
私は高校卒業してから16年間、製造業に就き工場で働いています。
その間に2回転職を繰り返していますが、いずれも工場です。
これまで3社に努めてきましたが、大体どこも同じように無駄なことをやっていました。
その無駄に対して、実際に私が実施した対策も載せてあるので参考になると思います。
現在工場に努めている方と、今後工場へ努めようか考えている方へのアドバイスになりますよ。
私は無駄を省く対策をしたことで生産性があがり、
無駄な仕事をせず残業時間も減らすことができました!!
この内容をぜひ皆さんと共有して、どんどん無駄なことは無くしていきましょう!
製造業・工場あるある:無駄な10項目
それでは早速無駄なことリストです。
1、無駄に長い会議
2、無駄に出席者の多い会議
3、無駄な○○運動
4、無駄な工場長との会食、討論会
5、無駄な出退勤管理
6、無駄な勤務前引継ぎ
7、無駄に長い朝礼
8、無駄な残業
9、無駄なカイゼン、提案活動
10、無駄なメール
この項目を読んだだけでも、
「あ〜分かるわ〜」
「うちもあるある!」
って思う方がいるかと思います!
それでは1つずつ詳細と対策について説明していきますね。
無駄に長い会議
まずは会議について。
物事を進めていく上で会議は避けては通れませんよね。
ただし会議は
「答えや方向性を決めるために行うもの」です。
その決めるべき項目がハッキリしないまま開催し、
グダグダ〜と続く会議になることが何と多いことか。
その結果自分の業務時間が削られ、残業に繋がることがあります。
【対策】
・会議招集時に、「何を決めたいか」を明確に参加者へ連絡する
・会議開始時にも、「今日は何を何時までに決めるか」を再度伝える
・招集された立場なら、招集時や開始時に議長に今回のゴールについて問いただす
・アジェンダや資料は確実に作り込み、招集と同時に配信して目を通してもらう(不完全でも良し)
・他のテーマは別の機会に設ける
・横道にはそらさない
・最終決定者の他の予定の前に会議を入れて無駄に延長させない
1番は目的をはっきりさせることが重要ですね。
無駄に出席者が多い会議
これは定期的に行われる会議に多いですね。
会を重ねるごとにちょっとした関係者が増えていく。
まぁ参加して議論が活発になるならいいですが、
大抵は参加するだけで話を聞くだけって人も多いです。
会議に出席しながらパソコンで自分の仕事をしちゃう人もいたり。
議事録が作成されるので、喋らない人はそれだけ後から読めばいいんですよ。
【対策】
・定期的に参加者を見直す
・同じ部署で2人以上の参加は不要
・毎度発言しない人は次回から不参加
(議事録で十分)
無駄な○○運動
私が今まで1番無駄だと思ったのは、「挨拶運動」です。
勤務前や昼休憩の時に、玄関や廊下に立ってひたすら挨拶をする。
しかも10人近くが並んで
「おはようございます」
「おはようございます」
「おはよ‥以下略」
と連呼するんです。
挨拶される方も大変ですよ。
何回返さんなんねん!ってなりますし。
ここは会社です。学校ではありません。
1番無駄なのはそれをやる為に、早出出勤や休憩時間を削ること。
それで何が効果あるのか?
売上が上がる?利益が出る?会社の雰囲気が良くなる?
断じてそんなことはありません!!
むしろ無駄な経費が増えます!
他にも掃除運動や交通安全運動などもあるでしょう。
あぁ無駄の極み‥
しかも、
・無駄を無くせ〜!
・カイゼンしろ〜!
・利益上げろ〜!
と言う上司が率先して実践しちゃうんだからもう言葉もありません‥。
「うちの部署は挨拶運動に力を入れてます」とか力説する上司は絶滅してほしいです。
【対策】
・そもそも参加しない
・参加するならその分仕事を減らす
・人数や時間を減らすよう提案する
無駄な役員との会食
たまにあるんですよ。
社員のナマの声を聞きたいからという理由で会食や意見討論会を開きます。
的な。
これは赤字を垂れ流した工場に多いです。
工場長などが役員に対して、工場一丸で頑張ってますよのアピールであることが多いです。
しかも上司には工場長に失礼がないように意見を制限されたりします。
余計に何のための会なのか分からなくなりますね。
まぁ100歩譲って会食ならまだいいです。
でも討論会なんてやる時間があったら自分の仕事してさっさと帰るべきです。
【対策】
・これも参加しない
・参加してもそつない意見に
・討論会でなく意見箱を設置するよう提案、もしくは作る
(ただし手書きは✘ データでやり取りにする)
無駄な出退勤管理
このデジタル化社会の中、未だに手書きの勤務実績。
これ現場の方だとたまにあるんですよ。
当日の終業時間、残業時間、累計の残業時間、休憩時間を手書きで記載する。
月の締めは上司がその紙の内容をデータに書き写す。
‥はい、無駄です。
今どきせめてカードでピッでしょ!
しかも個人のIDカードみんな持ってますやん!
私は2年間それを言い続け、対応システムも提案しましたが却下されました。
理由は「不正するやつがいるかもしれないから」
‥はい、諦めました。そして辞めましたw
【対策】
・出退勤システムの導入提案
・カードリーダーを設置しシステム作成する
無駄な勤務前の引き継ぎ
交代勤務を行っている製造現場なら、必ず引継ぎがあります。
問題なのは始業時間前に来て引継ぎをすること。
それってタダ働きですよね⁉
なんで?始業時間後にすればいいじゃないですか。
始業時間後では前勤務の人が帰れなくなるからってのはダメです。
仕事は30分前から準備するものだってのは論外。
ちゃんと早出残業分は頂きましょう!
それでも貰えないならば。。。
【対策】
・引継ぎをデータ化する
・データだけでは分かりにくい内容は動画か音声データを残す
・始業時間を早めてもらう
無駄に長い朝礼
これも製造業ならよくあります。
大規模な製品になるほど時間が比例して長くなっていきます。
1時間朝礼なんてザラです。
その時間を他に使えれば帰れるのに‥。
これも大人数が参加しちゃう場合が多いですね。
【対策】
・内容、人数を絞る
・参加しない。同じ職場メンバーがいるならその人で十分
・細かい対応は朝礼後に人数を絞って開催する
・口頭説明を少なくできるよう関係者が全て見れるようデータ化
・毎日同じ内容の説明は省く
(昨日はどれだけ作って、計画にどれだけ影響して、等は全部言わなくて良い。
計画通りでした。などの一言で。)
・参加者は事前にデータを確認させるようにする
無駄な残業
これはたくさんありますよね。
・同僚が帰るまで帰れない、上司がいるから帰りづらい
・残業代がほしい→これはダメ✘
・仕事が残っている
この記事読んでる方で残業好きな人はいないでしょうね。
就業のチャイムがなっても黙々と仕事してる人って、何かが欠損してるんかと思います。
【対策】
・上司の存在は無視して帰る
(慣れるまで頑張ろう)
・業務の棚卸し
(いつまでに必要な仕事なのか明確に)
・キャパオーバーな業務は引き受けない。それか対応日を後ろにずらす。
正直結構これは難しいです!
特に最初は周りの目が気になると思います。
でも大丈夫!同じように考えてる人はたくさんいます!
なので自ら率先してやることで周りにも広がっていきますよ☆
無駄なカイゼン、提案活動
カイゼン活動
工場なら大抵ありますよね。
カイゼン活動で今月はこんな効果金額が!的な。
カイゼン活動やるのはいいんです。
でもね、毎月最低一人○件出すこと!の短期間の強制は無駄です。
報奨金の制度を設ける場合もありますが、1件あたり100円とか高くても1000円!?
そんなの資料作る時間と、金額計算する人事の工数でマイナスですよ✘
大体ドラ〇もんじゃないんだし、そんなにポンポン案件出てきません。
日常の業務で手一杯よ!
そう思ってる人が絶対に多い!!
そしてだんだんネタが無くなり、
・ネタを小出しにする
・内容がチープ化
・カイゼンでは無く、提出することが目的となる
・結果、無駄な工数が増える
【対策】
・提案件数を少なくし内容を濃くする
・活動の目的を再度問いただす
・まずは上司に実践してもらう
ちなみに上司に実践して‥と提案したら俺は審査員だから対象外だ!と言われました。
いやいや、あなたの方が知見や実績あるでしょ。
お手本を見せてくださいよ。‥と思いましたねw
無駄なメール
これは社風にもよりますが、例えば
「承知しました」「ありがとうございます」
の一言メールを送る文化。
しかも大量の関係者全員に。
隣に座ってる上司からも同じようなメールが来たりすることも。
伝言ゲームかしらw
無駄なメール容量を使わせないでください。見るのと削除する工数が無駄です。
【対策】
・一言メールは送らない
・送るとしても一人で良い
・送る時は内容をもう一度精査しよう
・簡単な内容はチャットでやりあう
製造業・工場あるあるのまとめ
無駄を無くせー!
カイゼンしよー!
これはどこの工場でも言うことです。
目標に掲げて活動するのはいい事です。
ただ、現在やっていることがホントに必要なのか。
新たなことをやるのもいいですが、
今一度業務内容を見直すことも大事かと思います。
あと自社だけでなく他社を見てみること。
これだけでも知見は広がりますし、刺激も受けれますよ☆
自社の常識は実は非常識…なんてこともあるかもしれません。
みなさんの無駄な業務が減り、快適な仕事ができることを願っています。
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